事業計画のたてかた ~オンラインマーケティング Webを活用した「売れる仕組み」作り~

オンラインマーケティング ~Webを活用した「売れる仕組み」作り~

事業計画のたてかた

事業としての計画をたてるにあたっては、商品のポジショニングからビジネスモデル、どのような商品とするかの企画などがまず必要となってきます。これまでにない、どのような商品を作って誰にどのように買ってもらうのか、どの程度の市場規模が期待されるのかなどを明確化して、売れそうか売れそうもないかがほかの人にも判断可能とする必要があります。

しかし、事業として行うかどうかの判断を行うためには、それなりに売れそうな商品ではあっても、本当に自社で作ることができるのか、どの程度のコストで作ることができて、損益的にはどのようになりそうか、先行投資としてはどの程度が必要となり資金的な手当がどの程度必要であるかなどの見込みもたてる必要があります。

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上記のような、月次での売上/費用見込みをたて、そこから月次での損益見込み、累積での損益見込みを出してゆきます。また、売上と費用の「見込み」の妥当性と変動幅の見込みを得るためにも、売上の内訳、費用の内訳なども主要部分は提示する必要があります。また、事業としてどこまでのリスクをとるか、いつころまでにどの程度の利益をあげる見込みがあるのかなどを見てゆくのに、下記のような横軸にサービス開始からの日にちをとり、売上・損益・累積損益などの推移の見込みをグラフとして、下記のような指標を確認することを行います。
   1. 累積損失の最大金額
   2. 単月黒字の達成時期
   3. 累積損失解消時期
   4. 3年後の売上・利益見込み

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また、売上については見込みが難しい場合も多く、そのような場合には、売上がどの程度であれば利益がでるか、さらにどの程度まで減るとどの程度の赤字となるかなどの分析を行っておくことにより、事業としてのリスクを見積もることがあります。費用は、多くの場合に売上に連動して増えてゆく変動費と売上に影響を受けない固定費に分けられますので、事業の費用構造をもとに固定費と変動費の割合を出した上で、売上がどの程度の場合の損益がどの程度となるかを分析して下記のようなグラフにしてほかの人にも事業の損益構造がわかるようにします。利益がでるようになる売上の金額を損益分岐点といいます。

損益分岐点.jpg