事業計画のたてかた
事業としての計画をたてるにあたっては、商品のポジショニングからビジネスモデル、どのような商品とするかの企画などがまず必要となってきます。これまでにない、どのような商品を作って誰にどのように買ってもらうのか、どの程度の市場規模が期待されるのかなどを明確化して、売れそうか売れそうもないかがほかの人にも判断可能とする必要があります。 上記のような、月次での売上/費用見込みをたて、そこから月次での損益見込み、累積での損益見込みを出してゆきます。また、売上と費用の「見込み」の妥当性と変動幅の見込みを得るためにも、売上の内訳、費用の内訳なども主要部分は提示する必要があります。また、事業としてどこまでのリスクをとるか、いつころまでにどの程度の利益をあげる見込みがあるのかなどを見てゆくのに、下記のような横軸にサービス開始からの日にちをとり、売上・損益・累積損益などの推移の見込みをグラフとして、下記のような指標を確認することを行います。
また、売上については見込みが難しい場合も多く、そのような場合には、売上がどの程度であれば利益がでるか、さらにどの程度まで減るとどの程度の赤字となるかなどの分析を行っておくことにより、事業としてのリスクを見積もることがあります。費用は、多くの場合に売上に連動して増えてゆく変動費と売上に影響を受けない固定費に分けられますので、事業の費用構造をもとに固定費と変動費の割合を出した上で、売上がどの程度の場合の損益がどの程度となるかを分析して下記のようなグラフにしてほかの人にも事業の損益構造がわかるようにします。利益がでるようになる売上の金額を損益分岐点といいます。
| ||