Webのビジネスモデル (お金を払ってもらう仕組みの構築)
Webのサービス、とくに情報提供については「無料(ただ)」という認識が強いので、Webサービスの事業を起す場合には、どこの部分でお金を払ってもらうかというビジネスモデルが重要になります。 広告収入モデルネット / Web の代表的なビジネスモデルです。多くの人が集める場を作り、その集客力から媒体としての価値を生み出し、そこの場に集まるような人に対して認知や訴求したい企業・商品の広告エリアを用意して広告収入を得るというものです。 携帯有料課金モデルネット / Web の特徴のひとつとして、テレビ/新聞/雑誌/ラジオのようなマスメディアをもっていなくとも、情報発信を行うことを可能としたということがあります。また、紙面の制約もなく、情報の配布手段として紙よりも圧倒的に効率がよさそうだということで、2000年前後には紙媒体がなくなるのではないかという論調もよくあり、先進的な出版社が有料Web媒体を立ち上げたり、有料課金のコンテンツを独自に立ち上げる例などもありました。 個人と企業をマッチングさせて企業に課金する代表的な例は、就職・転職などの求人広告サイトです。企業から求人広告をたくさん集めて、求人情報が集まっている媒体として作り上げた上で、就職・転職を考えている個人をたくさん集めて、サイトに応募の仕組みを用意しておくことにより、企業と個人をマッチングさせます。 オプションのサービスで売上をあげるオンラインゲームでゲーム自体は無料でアバタなどは有料となっていたり、基本サービスは無料で高機能版は有料となっているものなどのことを指します。また、メインのサービスは無料でそこで人を集めて、いろいろな物品を販売して売上をあげるというのも同様のモデルです。 物品の販売で売上をあげる (Eコマース)もちろんEコマース(EC)もネット / Webで売上をあげる代表的なモデルです。モデルということでは、物品を販売するということなので、ネットもリアルもなく同じことですが、流通業者を介さないで販売できる分だけ安く提供できたり、小規模な店舗を運営している人でも距離的に離れた遠方からの注文も獲得することができたりなどのリアルとは違う特徴があります。 無料サービスはショーケースとして企業向けASPで売上をあげるネット / Web での仕組みを考案して作り上げたら、自社サービスはその仕組みを人々に認知してもらうためのショーケースとして運営しつつ、売上の主体はその仕組みを企業向けにASP提供することによりあげるというものです。 | ||