アンケート調査 ~オンラインマーケティング Webを活用した「売れる仕組み」作り~

オンラインマーケティング ~Webを活用した「売れる仕組み」作り~

アンケート調査

アンケート調査は、その目的がはっきりしていることが前提として重要ですが、その前提を踏まえた上で、
  1. 質問票の設計
  2. 被験者のリクルーティング
  3. 回答の回収
  4. 回答の集計・分析・レポート
というプロセスを行うことになります。

アンケート調査

被験者のリクルーティングと回答の回収

「2. 被験者のリクルーティング」とは、質問に回答してもらえる人を必要な人数だけ集める作業です。一般に、質問に回答してもらうのは、ターゲットユーザ層としたいので、
   首都圏に在住の20代、30代の女性
   30代、40代の主婦でサプリメントを利用したことがある人
などのように、条件をつけます (リクルーティング条件といいます)。

「3. 回答の回収」は、上記の質問に回答してもらえる人に対して質問票を配布して回答してもらい、それを回収する作業です。

この「2. 被験者のリクルーティング」および「3. 回収の回答」の作業 (回答の単純集計までは含むことが多いですが)については、いろいろな調査会社がもっている「パネル」をベースとしたサービスを利用することになるのが多いと思います。

そのようなサービスには、上述のようなリクルーティング条件をいろいろつけても、被験者として500や1,000は確保できるように、パネルの人数として万のオーダを確保しているところから、医療関係に特化したものまでいろいろあります。また、パネルに対する質問の配布と回答の回収は郵便で行うものでしたが、インターネットの普及により、ネットで質問の配布と回答の回収を行うものも増えてきています。ネットを活用したサービスの特徴は、
  回答の回収までの日数が短い
  費用も安い
というものです。
ネットでの調査サービスの代表例としては、「マクロミル」があげられると思います。
http://www.macromill.com

質問票の設計と回答の分析・レポート

「1. 質問票の設計」とは、ひとつひとつの具体的な質問および選択式の場合の選択肢を作成する作業です。基本的には、あらかじめ調査の目的をはっきりとさせておき、対象とする商品・サービスに対する仮説が具体的に設定されていれば、その仮説が正しいと思うかどうかという質問を作成してゆく作業となります。

ただし、どのような順番で質問を聞いてゆくか、どのような内容についてはどこまで詳しく何個の質問に分けて聞いてゆくか、ある質問に対する回答それぞれに対して別々の質問をさらにするか、ある質問に対する回答がそれぞれ何である人ごとの別の質問に対するそれぞれの回答の割合を出せるように質問を用意しておく(クロス集計できるようにするということですね)など、いろいろ集計の仕方なども考えながら作成する必要がありある程度の経験とノウハウが必要な面があります。

「4. 回答の集計・分析・レポート」は、質問の回答をまずは集計した上で、その集計結果から、仮説が正しいか、どのような傾向が見られるか、などを分析した上でレポートにまとめる作業です。

「1. 質問票の設計」および「4. 回答の集計・分析・レポート」は、設計や分析のような人的な作業であり、調査についての専門知識・経験・ノウハウなどが関係もしてくる作業ですので、調査会社に相談してみるのもひとつの方法です。

ただし、これらの作業は専門家がある時間をかけて行う必要がある作業ですので、すぐに何十万円という金額にはなってきます。また、分析結果として意味のある、価値のあるものを得られるかどうかについては、まずは調査の目的と商品・サービスについての仮説がきちんとできているか、それらの目的と仮説をきちんと把握した上での質問票の設計と回答の分析ができるかがポイントなので、それらを最もよく理解している商品企画者自身がこの作業を行うのも意味があることではあります。