KPIとPDCAサイクル ~オンラインマーケティング Webを活用した「売れる仕組み」作り~

オンラインマーケティング ~Webを活用した「売れる仕組み」作り~

KPIとPDCAサイクル

PDCAサイクルは、下図のような図で表させることが多いが、計画して実行して終わりではなく、その結果を確認して問題点は修正してまた実行するということを繰り返し行うという考え方です。

1. Plan (計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
2. Do  (実施・実行):計画に沿って業務を行う。
3. Check(点検・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する。
4. Act (処置・改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする。

PDCAサイクル

考え方としては否定されることはあまりないと思いますが、また実際にどの程度実行されているかというと、あまりきちんと実行されていない考え方でもあるかと思います。

きちんとPDCAのサイクルを回して継続的に改善を積み重ねて確実に成功するところまでもってゆけるかどうかの、ひとつのポイントが、「Plan」をする際に、どのように「Check」を行うかをできるだけ具体的に決めておくことです。

どのように「Check」を行うか、つまり商品・サービスが認知過程から購買、リピート率などまでのマーケティングプロセス全体において、想定した通りとなっているかどうか、をどこのポイントの何を確認することによって検証してゆくか、は事業活動によってさまざまで、定性的な確認が好ましいところもありますが、やはりポイントとなるところは数値などのデータで検証することになります。

そのポイントとなる検証箇所の検証データのことを、KPI(Key Performance Index)といいます。営業活動の一般的なKPIとしては、見込み客の数、見積もり提出済み案件数・金額、受注金額などがあります。

Webのひとつの特徴は、Webサイトを訪れてくれた人の数、滞在時間・見てくれたページの数、あるコンテンツを見てくれた人がその次にどこにどれだけ遷移しているか、などの数字がアクセスログ分析によりリアルの商行為と比較してデータとして比較的容易に得られることです。
※お店の来店客数や、店の中でのお客さんの動線観察や店の前の通行者数などもよく計測する数字ですが、それらの数字をとるために必要となる労力・時間・費用と比較して、Webの方が圧倒的に少ない労力と費用・時間でより詳しいデータを得ることができます

従って、オンラインマーケティングこそは、PDCAのサイクルをきちんと回すことが容易でもあり、それをどこまできちんと回してゆくことができるかが、事業・サービスを成功に導けるかどうかを大きく左右してきます。

その際にポイントとなるのが、具体的に検証するメインの方法となるアクセスログ分析です。

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